- 2006年8月 1日 21:51
- 漫画感想
2巻で完結。
2巻の個人的な絵的見どころ
●高校生の乃菜
●陸橋の仙川さん
●32話直後の方言解説ページの挿絵
高校生の乃菜が出てくるところは高校生の乃菜そのものも見どころなんですが、直方体の包み方という説明漫画がありこっちのほうが注目です。
この説明漫画が単に包み方を説明しているだけではなく、乃菜が帰ってくるまでの「間」の表現として機能していて、その直前のコマの流れから、乃菜を思いながら丁寧に少しづつ包んでいく参平という情景をも同時に表現しています。
陸橋の仙川さんはもう、脳内で東京ラブストーリーの曲が流れそうなくらいせつなさ爆発で超印象に残りました。夢に見そうです。ここだけ別の漫画みたいだ!花が舞っても違和感がなさそう。
方言解説ページの挿絵は・・・ぼくはこれほどに幸せそうな家族の絵をかけるひとをほかにしりません。母の笑顔とかもう、あんな単純な絵なのにものすごいいろんなものがつまっていてそれらを想像させられます。
話的にはきれいにまとまって、読んだあともいつもながら余韻を感じさせる作品でいうことなし・・・ですが、第24話「赤い糸」は一見、死んだおつうとの切ない対話の話にみえるけれど、これって穿った見方をすれば参平の都合のいい妄想なんじゃないかなあとも。
おつうの死因は交通事故だったわけで、やっぱり無念をはらむ死だったんじゃないかなあと。
でもまあ、おつうがどう思っているかなんて誰にもわからないことなわけで、だとすればこういう展開で仙川さんとの掛け合いにつながっていくほうがやっぱり話としてはおもしろいですよね。
ちなみに広島出身のぼくですが、「あんきに」と「あんにー」と「ねきー」は理解不能でした!
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